元気日記

コラム_ 世の中で生きていくための処方箋 ~「公民」を改めて学ぶ~

2020年2月28日

【コラム②/「社会」ってなあに? 集団で生きる「社会的存在」としてのスキルとは。】

【コラム連載・②】

*~「社会」ってなあに?
集団で生きる「社会的存在」としてのスキルとは。~*

 

中学3年「公民」教科書には、
家族・地域・学校・部活動・会社・マンションの管理組合など、
いくつかの社会集団に属し、
その中で生きる私たちのスキルについても
書かれています。
物差しをグーンと拡げると、
「家族」から「国家」「地球市民」まで、
私たちは様々な集団の一員として生きています。

 

そのため、
個人としての自由・平等がある一方で、
集団においては、
他者との意見の違いによる「対立」も生じますが、
そのままにせず、
解決策を求め「合意」を目指します。

 

我が家でも毎日繰り広げられる、
おやつ争奪戦。
残り1個を誰が食べるのか。
「体が大きいお姉ちゃんに譲るよ。」
「小さい弟は、もっと大きくなるために、どうぞ。」
みんなが納得し、
捨てることなく誰かに配分し、
無駄なく食べられれば、
その1個を誰が食べることになっても、
誰の満足感も減らさずに
全員の満足感が上がります。

 

さらに、
この残り1個争奪戦への
参加機会が不当に制限されず、
配分方法の話し合いにも
対等に参加できることも大切で、
「効率」よく「公正」に合意していきます。

 

「今日は私。明日は妹の順番ね。」などのように、
「決まり」をつくることも
集団で生きるスキルだそうです。
「決まり」によって対立を調整し、
未然に防ぎます。

 

全会一致のほかに、
多数決・少数意見の尊重など、
それぞれの決め方には
長所・短所がありますが、
時には「決まり」を
作り直しながらも使いこなすことで、
私たちは
多様な人々と合意を形成し、
共に生きていく道を探す力を
養っていくことが大切だと書かれています。

 

次回、教科書・第2章も、ぜひ、お楽しみに。

 

∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞・∞

 

ママのこころと笑顔の応援団 特定非営利活動法人あっとわん
「あっとわん通信」毎月第4金曜日に発行

 

「あっとわん」さんは、
<自立する市民の場づくり>を
基本的な理念として
活動されているNPO法人です。

かわの ゆみこせんせいに
ご縁をいただいて
2020年1月24日発行版より
コラムの連載が始まりました。

 

タイトルは、
【 世の中で生きていくための処方箋
~「公民」を改めて学ぶ~ 】
です。

 

このお話をいただいてから、
中学3年生の教科書
「新しい社会 公民」を
読み込み、
連載という初めての任務に
試行錯誤で取り組んでいます。

写真の説明はありません。

改めて手に取ってみて、
素晴らしい教科書に、
感動してしまいました。
________________

 

『「公民」とは、
「私(わたくし)」だけを中心にして
社会を観たり考えたりする人ではなく、
地域・日本・世界などの
「公(おおやけ)」から広く社会を見つめ、
社会的な問題を解決しながら、
現在を生きる世代と
将来を生きる世代の
両方の幸福を実現する
「持続可能な社会」づくりに
参画できる人を意味します。』(抜粋要約)

 

________________

 

教科書の冒頭には、
この様に書かれています。

 

社会のしくみをガッツリ知らなくても
何となく知っているだけでも
生きていけるのですが
知識が増えることで、
出来事の背景や流れがわかり、
解決しやすくなることで
困りごとや違和感が減り
少しでも生きやすくなるのではないかと
考えています。

 

取扱説明書のイメージで
書いていければと
自分なりに設定しました。

 

機会があれば
ぜひ手に取っていただき、
共にお付き合いいただければ
嬉しく思います。

 

精一杯、務めさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。

 

貴重な機会を授かりましたことに
心から、ありがとうございます。

 

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